Webトレンド最新情報あれこれ 2018年4月

今回は、Webサイトに関連するトレンドについていくつかご紹介させていただきます。どれもモバイルに関連する内容ばかりで、実に世の中のWebサイトに関連する話題がモバイル中心になってきているかがよくわかります。

Google Chrome Suggestions

昨年からモバイル端末のChromeアプリで新しいタブを開くと、ページの下の方にオススメのコンテンツが表示されるようになりました。このおすすめコンテンツ、Google Chrome Suggestions(GCS)というのですが、ここからの流入トラフィック量が急成長しています。

どうやらこのコンテンツのオススメの精度がとても高いらしく、NewsメディアやパブリッシャーのWebサイトではこのGCSからの流入トラフィックがTwitterからの流入トラフィックを今にも追い越さんばかりの勢いで成長しているようです。

急成長するGoogle Chrome Suggestionsからのトラフィック

このGoogle Chrome Suggestionsに表示されるコンテンツ、基本的にはニュースサイトからのオススメが中心になっていますが、これがGoogleの検索結果とどう連動しているのか、ユーザのWebサイト閲覧履歴とどう関連しているのか、またはAMP対応の記事が優先されてここに表示されるのか、未だに詳しいことはわかっていません。ただ、どのニュースメディアにおいても新たなトラフィック獲得のソースとして見逃せないものになっていることは確かです。

Dark Social

どのWeb解析ツールでもトラックできず、しかもそのボリュームが急成長しているのがDark Socialです。

簡単に言ってしまえば、リファラのデータが存在しないためその流入トラフィックがどこから来ているのかわからないもの。このDark Socialと言われるトラフィックのソースは、大きく分けて下記の4つに分類されます。

  • モバイルアプリ: Facebook、Instagramなど

  • Email: プライバシー保護のため、リファラデータが提供されない

  • メッセージアプリ: WhatsApp、WeChat、Facebook Messengerなど

  • セキュアモードのブラウザ: HTTPSのWebサイトからHTTPのWebサイトへのリンクをクリックするとリファラデータが提供されない

特にモバイルアプリやメッセージアプリでは日常的にWebサイトのURLが共有され、モバイル端末からWebサイトへのアクセスの多くがこの共有されたURLから直接流入するものが多く、Webサイト側では具体的にどのアプリからどのようにWebサイトに流入してきているのかを知ることができません。

Accelerated Mobile Pages

Accelerated Mobile Pages(AMP)とは、モバイル端末でのWebサイト表示を高速化するためのオープンソースプロジェクトです。

AMPでは様々な技術を取り込んでモバイル端末でWebサイトのコンテンツを瞬時に読み込んで表示することを実現しています。多くのサイトでこの仕組みを用いてモバイル向けのWebサイトが構築され、広く認知されるようになってきましたが、このAMPはWebサイトの表示を速くするだけではなく、どうやらGoogleの検索結果表示にも良い影響を及ぼしているようです。

実は昨年の中盤頃から、Facebookからの流入トラフィックが減少傾向を見せています。これはニュースなどでも取り上げられているためご存じの方も多いかもしれません。それとほぼ同じタイミングで、多くのAMP対応済みのWebサイトでモバイル端末からのGoogle検索が増加し、ここからのトラフィック流入がこのFacebookの減少傾向を大きく上回る程のボリュームで急成長を見せています。

Facebookからのトラフィック流入が減少、Google検索からのトラフィック流入が成長

このAMPは、主に静的なコンテンツを扱うニュースサイトやBlogなどで効果があるようです。また、多くのCMSでもAMP対応のためのプラグインが追加されるなど、導入もだいぶ簡単になってきているようです。これからWebサイトのトラフィックを増やしたい場合には、このAMPに対応することが必然となってくる日も遠くはないようです。