信頼できるニュースメディア、変化するビジネスモデルとソーシャルとの関わり: ロイター Digital News Report

Web上での情報の信頼性が揺らぐ今、最も信頼できるニュースメディアはどこなのか。ロイターのDigital News Reportでは、37か国、7万4000人(日本からは2,033人)のユーザーに対して調査を実施しました。

ここでは、このレポートのサマリメモを載せておきます。(のちほど加筆予定です)

ニュースメディア全体の流れ

  • より質の高いコンテンツを生み出す方向へ、ユーザーの関心を引き、満足させるコンテンツを

  • 広告売上主体から有料購読(サブスクリプション)へのビジネスモデルの変化

  • ソーシャルや、アグリゲーターを介するニュースメディアの成長は鈍化または低下

  • コンテンツへの信頼を高める施策を進めているメディアが成長、オーガニックでの成長が鍵になってくる

ソーシャルメディア、メッセージングアプリ、Facebookへの関心

  • 多くの国でソーシャルを通じたニュースの利用は停滞もしくは鈍化、特にFacebookによる影響が大きい。逆にメッセージングアプリを通じたニュースの共有が増えている

  • 多くの国ではFacebookをニュースソースとして利用しているユーザーは40%以上、多いところではマレーシア64%、ハンガリー、ギリシャやアルゼンチンなどで60%、しかし日本では9%、ドイツ、UK、韓国25%、USは39%

  • 27カ国中18カ国でFacebookを通じてニュース記事と接するユーザーは減少傾向、ここ2年で多くの国で減少傾向に変わってきている

  • Facebookにあふれる信頼度の低いコンテンツと、世間的なFacebookへのイメージの変化が影響しているのか

  • ここは今後変化していくことを宣言しているFacebookの動向に注目したい

国内ニュースメディアへの信頼度

  • 国内ニュースメディアへの信頼度は、新聞よりもTVメディアのほうが高い。

  • 新聞の中では全国紙より地方紙への信頼度のほうが高い。

  • オフライン、オンライン共に国内で最も信頼度の高いニュースブランドはNHK(Yahoo! Newsは自社コンテンツの割合が低いためここからは除いて考えています)

  • 特にNHKにおいては、ロイヤリティの高い(媒体に接する頻度が高い)ユーザー数が二年間で倍増している

ビジネスモデルの変化

  • 広告売上の成長は鈍化、コンテンツの質を高めて有料購読モデルに推移

  • ノルウェイ、スウェーデン、フィンランドでは有料購読モデルの成長が著しい、これらの国は伝統的に有料購読の文化が強く、小規模な市場と言語の特性が海外との競争の影響を最低限に留め、これが有利に働いている可能性が高い

  • ノルウェイのメディアの多くが閲覧ページ数制限とプレミアムコンテンツの活用でハイブリッドのペイウォール戦略を敷いていて、AftenPostenでは2年間で10万の有料購読ユーザーを獲得した

  • これらのペイウォールの戦略と退会防止にはコンテンツ及びユーザーのデータが活用されている